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このたび、雲南人民出版社から
拙書『チャイナ・ロジック』を出版させていただくことになりました。
2008年-2011年という、中国にとってはナショナルイベントで目白押し、
ただ格差、就業、社会保障、教育、医療、若者など、
民生レベルにおけるありとあらゆる問題が表面化し、
共産党当局のガバナンス力を脆弱なものへとさせてきた時期でした。
ぼくは常日頃から「草の根中国学」を提唱し、
繁栄する国家の背後で苦しく国民の素顔・現場に迫り、
そこから中国問題を掘り下げるように努めて来ました。
拙書はその汗の結晶です。

4月24日午前10時-12時、母校である北京大学の光華管理学院にて
刊行記念講演会を開催させていただけることになりました。
北京大学はぼくを育ててくれた恩人です。
紆余曲折を経ながらも走り続けた8年、感慨深いものがあります。

加藤嘉一 2011年4月20日 香港にて