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皆さんこんにちは。加藤嘉一です。
トルコ中西部を歩いてきました。
カッパドキア、パムッカレなど、
世界遺産に登録されている神秘的な空間を廻りながら、歴史の悠久さを肌で感じてきました。
当時のまま残っている古代ギリシャの遺跡などを目にし、心身を歴史に委ねてみると、
「当時の人たちはどんな生活をしていたのだろう?
千数百年も前の時代に、どのようなライフスタイルが営まれていたのだろう?
もしかしたら、科学技術の発展を物質的に、直接的に享受する僕らなんかよりも、
よほど先進性に飛んでいたのかもしれない。
精神的に豊かな人生を送っていたのかもしれない」などと考えてしまいます。
未来を考えることは即ち歴史を振り返ることであり、
その間に現在という時間が横たわっているんでしょうね。
そういう意味では、私たち人類は歴史によって生かされているんです。
旅は好いものです。
旅人のような生活を送っている僕ですが、
現在という非日常的な時空から将来の日常を見出す、そんな作業をしています。
断続的なプロセスの中で、自らのアイデンティティーを確立し、価値観を更新していく。
何がリアリティーで、何がバーチャルなのか。
常に本質と根本を追求していける人間でありたい。
人生とは終わりなき旅なんだと改めて感じさせられる。
旅を通じて、ヒトは成熟する。
これからギリシャに向かいます。