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皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

地球の裏側からボストンに戻り、自分なりの日常を取り戻すべく過ごしています。
これまで28年間、とにかく突っ走ることしか考えていなかった自分。
少し立ち止まって、何かを考えたり、何かに悩んだり、何かと向き合ったり。
そういう余裕を持ててこなかった。立ち止まることが怖かったからだと思う。
一度立ち止まったら、二度と走れなくなるかもしれないという恐怖は今でも変わらない。
これからも変わらないだろう。
いつも何かに怯えていて。不安でしょうがなくて。朝起きれば、枕が涙でぬれていて。
いつだってそうだった。
でも、それが僕の生き方なんだと、今に至っては、少しずつ弱い自分を受け入れている。
料理、洗濯、読書。
ランニング、執筆、研究。
単調な生活にリズムを見出していくプロセス。
今はまだ見えない地平線の彼方へ、僕は向かっているのだろうか。
肩の力を抜いて、拳に力を入れる。

2013年3月7日 雪の舞うボストンの夜空を見上げながら