地球の裏側にて

March 5th,2013
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生きていれば色んなことがある。

社会は色んな人で構成されている。

色んな人が、色んな思惑、価値観、感情で、日々の生活を営んでいる。

僕もそんな人間の一人。

ここ数日、フィールドワーク中に、手帳とiPhoneをなくした。
時計とカメラが壊れた。
あらゆる記録を紛失し、正直やりきれない心境に陥った。
高価なものであるし、日記やスケジュールが詰まった手帳は僕の宝物でもある。

夕方何にも知らない土地で散歩をした。
知らないから良いことだってある。

知りすぎることが常に建設的だとは思わない。

何かを失わなければ、得ることもない。
失った分だけ、得ることだってある。

少しだけ気持ちが楽になる。
何が起きているかよりも、起きている事象をどう見るか。
そこが大切だと思う。
僕たちは人間だから。
感情に理性をかぶせることで、救われることだってある。
そして、またその逆も。

もう大丈夫。

ひとつのことを考えたり、ひとつのことに取り組み始めると、集中しすぎてしまう。
他のことに注意がいかなくなってしまう。
今に始まったことではない。
だから、僕は可能な限りモノを持たないようにしてきた。
所有リスクと闘う日々。

家族にも色々心配をかけてきた。

ひとつだけ思う。

1+1=2にならない場所。
それが人間が住む社会。

思い通りにはいかない。
だからこそ面白い。

自然の摂理に逆らわず、懸命に生きていくこと。

真剣に取り組んだことは、どれも楽しい。

真剣に向き合った時間は、いつも心の中で生きている。

2013年3月4日 地球の裏側にて