ハーバード大学にて

February 10th,2014
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皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

約10日間ボストンを留守にしていました。
ワシントンDCで米中関係の取材をし、その後2月2日のマイアミマラソンを走り、
ついでに足を伸ばしてメキシコまで行ってきました。

ワシントンDCで政策立案者や学者、ロビイストたちと意見交換をしながら、
ホワイトハウス付近を散策しながら、北京に戻ってきたような感覚に包まれました。
「政治」は国境を超え、「空気」をつなぐものだと実感した次第です。
ワシントンはこれからより真剣にコミットしていくつもりです。

マイアミマラソンは朝6時スタート。
日中は気温がどんどん上がるためこの時間に設定されたのでしょう。
参加者たちは早朝から超ハイテンション。
ボストンでは感じられないラテン的なノリは新鮮で、シャイな僕はついていくのが大変でした(笑)。
ラテンアメリカからも多くの人々が参加していて、多様性を感じながら楽しく走ることが出来ました。
暑さによる脱水症状&途中棄権を気にしすぎて終始ペースは上がらず、
記録は3時間46分と無様というほかないですが、初めて一度も歩かずに、
練習のような感覚でマラソンを走り切れたのは収穫になったと思います。

メキシコではメキシコシティで経済学者との意見交換、
グアナファトという中世風のコロニアル都市にあるグアナファト州立大学での学術交流以外は
旅行感覚でフィールドワークをすることができました。
首都圏人口2000万人以上というメキシコシティの治安は予想通り悪かったですが、
商業ベースの内需には潜在力があり、経済は活気であふれていた。
スペイン語が公用語ということもあり、経済状況が悪化するスペインから労働力が流れてきていました。
先進国から新興国に労働力が流れるという現象は興味深いですね。
時代構造の変化を彷彿させます。
個人的に中南米には非常に興味があるので、引き続き現場ベースでウォッチしていきたいと思います。

これから暫くの間は大学にこもり、静かに研究に励みます。

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2014年2月9日 ハーバード大学にて