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20130610

皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

長い間更新できず申し訳ございません。

現在1ヶ月以上に及ぶアジア出張中で、中にはインターネットにアクセス出来ないどころか、
水も電気もないような場所に泊まりこみでフィールドワークをしていました。

渡米して約一年経ちました。
その間、尖閣問題や日中関係をめぐる国際会議などでアジアには何回か戻って来ましたが、
やはり太平洋の此方側に帰ってくるとなんだか落ち着きます。
米中という両大国は週末に習近平主席がオバマ大統領に言っていたように、
太平洋を挟んで向き合っていますが、その狭間で日本は、日本人はどう生きようか。
ぼく自身常にそんな意識を以ってこの一年生きて来ました。

ポジショニングは潜在意識に影響を与える。

日本人にとって、東西の狭間でどういう意識で自らのビジョンを描き、
どのような立ち位置を取り、どのような行動に移していくか。
そんなことを考えながら、小さなスーツケースで、毎日手洗いで衣服を洗いながら、
毎朝知らない土地でランニングしながら、日々過ごしています。

いま午前4時50分。あたりはまだ静粛に包まれている。

ぼくは一人で勝手に起き上がり、無意識のうちにパソコンに向き合う。

そんな朝がぼくには合っている。

そんな朝に、僕はリラックスし、集中する。

これから始まる、世間の中で動いていく一日の前に、少しだけ自分だけの時間と空間を享受する。
インスタントコーヒーをすすりながら。
ミスチルを聞きながら。

「無防備な夢想家だって誰かが揶揄しても、揺るがぬ想いを、願いを、持ち続けたい」

少しだけ脳みそが疲労してきたら、ランニングシューズを身につけて、外へと走りだす。
知らない土地で迷っちゃうかもしれないって、ワクワク、ドキドキしながら。
 
 
2013年6月10日 シンガポールの片隅にて