Blog

皆さんこんにちは。加藤嘉一です。
しばらく更新できず申し訳ございません。

国際会議のために、1週間ほどケンブリッジを離れ、
台湾へ出張しておりました。

出張先では往々にして、非日常的な時空に身を置くことになる。
ある意味、自己解放される。
ただ、「あれもこれも」と欲張ってしまいがちにもなる。

人間が弱く、焦燥感にかられやすい生き物であることを露呈してしまう。
結果スケジュールがタイトになり、日常が疎かになってしまう。

全ての事象には両面性がある、という真理を改めて学びました。

とはいうものの、昨今の尖閣を巡る問題に関して、
各方面と密な議論ができ、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今後、僕自身の研究の中で、台湾というファクターをどう組み込んでいくか、
再考する機会にもなりました。

僕の台湾における処女作「愛国奴」も台湾の政策決定者、
有識者、そして大学生が台湾にとっての愛国主義、
ナショナリズムなどを考える一つのきっかけになっているようで、
すがすがしい気分でした。

旧友たちと大好きな台湾ビールを思いっきり満喫し、
全力を出し切り、桃園空港を後にすることが出来ました。
後悔はありません。

台湾で僕を支えてくれたすべての人々、そして時間に感謝したいです。

加藤嘉一 2012年10月25日 ケンブリッジの自宅にて