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皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

今朝、雨に包まれたボストン市内を爆走してきました。
10マイルを65分ジャスト、なかなかのタイムで駆け抜けました。

寒かったけど、暖かかった。

移動による時差ボケなどでコンディションがなかなか整わず、
やたらと眠く、眼の下にはいつもクマがあるが
(相変わらず寝つき、寝起きは良いですが)、
ランニングの調子はとてもいい。身体が軽い。リズムが良い。
講義や研究、執筆も悪くない。

なぜだろう。もっと調子悪くていいはずなのに。かみ合わない。

逆に、不安になってくる。

塾考してみると、
私生活の改造が一番の理由だという事実が浮き彫りになってきた。

ボストンに来てからというもの、

①食事は原則自炊。
②会食は昼夜合わせて、週2回以内。
③洗濯はすべて手洗い。
④二日に一回部屋を掃除。
⑤コーヒーは一日2杯以内。
⑥移動は原則徒歩。
⑦ビールは3日で500ミリリットル以内。
⑧野菜中心の食事にし、水を一日1リットル以上飲む。

という己に課した目標を堅持しているからだろう。
これまで中国では、あまりにも忙しすぎて、
私生活など考える余裕もなかった。

ボストンに来てからは、生活面を見直し、
自分なりに形にしていくことが一つの課題だった。
それが出来なければ、僕は人間として成長しない。

次のステップに進むには、何か抜本的な改革が求められる。
そのことは、自分が一番よく分かっている。

今のところは出来ている。

それが、ランニングという
僕にとってのコンディショニングを通じて、脳裏に焼き付く。

こんな感覚は初めてだ。続けていこう。
積み重ねが、いつの日か力になることを信じて。

成長するとはどういうことか。

成熟するとはどういうことか。

成功するとはどういうことか。

大切なことは、答えを出すことではない。

行動することだ。

答えは勝手に降ってくる。

加藤嘉一 2012年10月10日 ケンブリッジの自宅にて