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皆さん、こんにちは。加藤嘉一です。

日本もだいぶ寒くなってきたと聞いていますが、
皆さんいかがお過ごしですか?
ぜひご自愛ください。

現在アメリカを拠点に
米中関係の政策連動性を研究しているぼくにとって、
米大統領選と中共18党大会が重なった11月は激動の月でした。
米中両大国の一大政治イベントが
これだけ近い日程で組まれること自体極めて稀ですから、
貴重な機会だと認識して、分析する作業に日々取り組みました。

本来であれば、腰を据えて、距離感を持って、
じっくりウォッチしたかったのですが、
どうしても今現場で何が起こっているかに
視線が奪われてしまう。
「長期の傾向」と「短期の動向」を
同時に見極めることの難しさを体感しました。
自分の力のなさを実感しました。

世界の各地域で権力移譲が発生する
2012年も残り1か月となりました。
ぼくなりに、この1年が持つ歴史的な意味を、
しっかり総括したいと思っています。

2012年11月21日  ハーバードケネディースクール図書館にて