皆さんこんにちは。加藤嘉一です。
15回に渡って潮WEBで連載させていただいた『米中の攻防と日本の選択』が今回を持って終了いたしました。ワシントンと北京を中心に、時には東京、台北から、最後はいま現在拠点とする遼寧省瀋陽市から配信させていただきました。
一定のテーマと枠組みの中で、一回一回独立していながら、それでも全体的に整合性を持たせ、毎回それなりのボリュームを書き下していくのは骨が折れましたし、自分なりにチャレンジングでした。なんとかここまで続けてこれることができて、今はホッとしています。
一つの連載を始めるときは気合が入りますが、それが終わる瞬間というのも悪くありません。人生を歩んでいく上で、生活を営んでいく上で、そういう終わりは必要なものだと感じています。そして、次にどんな始まりが起こるのか。今から楽しみですし、そんな心境を覗きこめられる事実を前に、自分は幸運な人間だという思いを噛み締めています。
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。また何処かでお逢いしましょう。
2017年3月27日 瀋陽の自室にて
第15回〈完〉 瀋陽発 北朝鮮核危機は米中関係をどこへ導くか、そのとき日本は?
是非ご覧ください。