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20150615

皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

現在、ニューヨーク州にあるハドソン川の畔で合宿してます。
米国に来てからというもの、毎年やってきて、一定期間こもりながら走り込み、己と向き合い、根性を叩き直す取り組みです。

本日早朝、練習の一環でポキプシーで実施されたハドソンウォークウェイマラソンのハーフの部に出場しました。
ハーフは高1以来で、約15年ぶり。
フルマラソンの入りをイメージしながら、悠久なハドソンの自然と地元の人々との触れ合いを楽しみながら走ることが出来ました。
記録は1時間34分15秒で平凡でしたが、次回のフルでは3時間10分切りで走りたいと思っているので、今回も、出しきるのではなく、走りながら力を蓄え、リズムを作る感覚を大切にしながら、そのまま倍の距離に挑むつもりでいきました。
その文脈で言えば、僕なりに収穫のあったレースでした。

アメリカのレース(特にローカルなもの)はやっぱり爽快ですね。
形式張った開会式などはなく、スタートの1分前にスタートラインに並べばいいので。
直前までアップに専念できます。
それに、みんなテンションやたら高いので気持ちが楽になります。

約2年10ヶ月前、僕はハドソンからアメリカに入った。
僕のアメリカ生活はここから始まった。
だからこそ、この地できっちり総括したい。
自分の心の奥底で。
夏以降、僕の人生も次のフェーズに移る。
時間たるものは、人間の意図とは関係なく流れていく。
だからこそ、常に時間の前では、そこだけにおいては、能動的、主体的でありたい。
そんな生きていく上での基本的スタンスを、思い出のハドソンの地で、己の血液の細部にまで注入できたらと思う。
 
 
2015年6月13日 ハドソンの緑に囲まれて