1日の仕事を終えて、トレーニングも終えて、ものすごく疲れて、
真っ暗になった自宅の玄関の前でぶっ倒れてしまった。
こんなことほとんどないのに。
シャワーを浴びて、夕食を食べる前の時間と空間に身を寄せて、
牛乳を飲みながら、こうして久しぶりにブログを書いている。
ぶっ倒れた瞬間、日常とは異なるアプローチで自分と向き合いたいと、
もう一人の自分が思ったのかもしれない。
アメリカに来て早2年と3ヶ月がたった。
中国の頃とは打って変わって、社交も娯楽もない日々。
このつまらなさ、嫌いじゃない。
起きて、考えて、書いて、走って、伺って、語って、食べて、寝る。
同じ時間に起きて、同じことを考えて、同じ状態で書いて、同じコースを走って、
同じ角度で伺って、同じ内容を語って、同じものを食べて、同じ感覚で寝る。
繰り返すだけでは広がらない世界があるなら、
繰り返しを繰り返すことでしか見えてこない自分もいる。
繰り返すだけでは見えてこない自分があるなら、
繰り返しを繰り返すことでしか広がらない世界もある。
僕は同じサイクルの中で生きることで安心感を得るタイプ。
少なくとも自分ではそう思っている。
自分のなかの安心感を人間としての安定感につなげるためには、繰り返すこと以外の
尺度で自分と世界をオーガニックにつなげなければいけないのだろうけど。
繰り返すことの可能性と限界。
僕は両方とも信じている。
2014年11月25日 ワシントンの自宅にて