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20130527

みなさんこんにちは。加藤嘉一です。

先日、名古屋に赴いてきました。
名古屋に行くのは高校の修学旅行以来11年ぶりでした。

朝方、名古屋城のまわりをランニングしました。
空気もよく、走るのに適した環境だと感じましたが、ランナーのほとんどが高齢者で、
僕が日ごろボストンで見かけるような、若年層が必死の形相で己を
追い込むような情景は見られませんでした。

日本の社会では若者が忙しすぎるのでしょう。
何に忙しくしているのかは別として、若い時期に健康、体力、
思考などを含めた自己管理に注げる時間と空間が相対的に限られている日本の現状は残念です。
グローバルにランニングブームが巻き起こっているいまこそ、
ぜひ日本の若い世代もランニングというソフトパワーを通じて世界に飛び出してほしい、
そのプロセスは必ずや日本をもっと魅力的で、豊かな社会にさせる。

そんなことを考えながら名古屋の朝を堪能していました。

今回は愛知大学現代中国学部におけるワークショップに参加させていただきました。
先生方、学生さん含めて、中国問題の研究や教育にとても熱心で、
当事者意識をもって取り組んでおられました。
夜の懇談会でも、学生たちと本音ベースの交流ができ、僕も多くの刺激をもらいました。

翌日は企業経営者の方々と「揺れる巨人は何処へ」というテーマで
交流させていただきました。
みなさん中国・中国人と深い付き合いがあり、気合いで中国問題と向き合っておられました。
人生の先輩方と中国の現場に光と影を当てた議論ができたことは大きな収穫となりました。

名古屋名物の「ひつまぶし」もとてもおいしかったです!

愛知、名古屋は日本が中国と付き合ううえで、日本人が中国問題を考えるうえで
ひとつの戦略的拠点になると認識できたことが最大の収穫でした。

名古屋でお世話になったみなさん、本当にありがとうございました。
必ずまた帰ってきますので、そのときはまだ宜しくお願い致します。

加藤嘉一 祖国の故郷にて、富士山を見上げながら