みなさんこんにちは。加藤嘉一です。
約10日間、スイスに出張行ってきました。
サンガレンシンポジウムという44年の歴史を持つ国際会議に参加することが主目的でした。
テーマは「The Clash of Generation」。
世代間衝突という視点からグローバル型人類社会が持続可能な進化を
遂げるために必要なエッセンスを世界中から集った猛者たちと語り合いました。
朝から晩まで議論。バスの中でも、寝る前も(ホームステイ先のルームメイトたちと)、
食事中も。
議論で疲れ果てる感覚。たまらなく気持ちいい。
シンポジウムを成功させるための3つのファクター;
Tradition
Location
Organization
この意味で、サンガレンシンポジウムは素晴らしかった。
すべての関係者に感謝の意を捧げたいです。
スイスという”永世中立国”を皮膚感覚で体験できたこと、
現地社会における各界の方々とコミュニケーションをとれたこと。
貴重な体験でした。
ヨーロッパという地域が一体化していくなかで、
流れを見極めつつ独自の道を歩み続けるスイス。
道中、「国家」という産物(あるいは魔物?)の持つ意味と可能性を考え続けました。
と同時に、国際的に置かれた状況、社会構造、国民性など含め、
日本との類似性を随所で感じました。
戦略的に空気を読まない方法。
スイス人はそれを意識的、或いは無意識のうちにいつも考えている。
2014年は日本とスイスが国交を正常化して150年という節目の年。
そんな意味深い時期にスイスを訪れることができたことは
生涯の財産になるでしょう。
最後に、
ランナーにとっての聖地サンモリッツの湖の周りを走れたこと。
幼いころ夢見た国際連合欧州本部(ジュネーブ)を訪問出来たこと。
満足です。
2014年5月17日 ケンブリッジの自宅にて