皆さんこんにちは。加藤嘉一です。
この1週間はオバマ訪日と母親訪米に忙殺されていました。
日本はいま岐路に立っている。
政治家だけが政治をやる時代でもなければ、外交官だけが外交をやる時代でもない。
じゃあ国民は何をすべきなのか?
国家という枠組みが存在し続ける状況下において、国民の役割とは何なのか?
一生懸命働くこと?
そもそも、「国民の役割」という議論は正しいのか?
母親と一緒に初めてボストン美術館を訪れながら、「古今東西」を象徴するかのような、
古典的な空間に身を委ねながら、歴史の悠久さと文明の偉大さに触れながら、
そんなことを考えた週末だった。
人生の一時をボストンという先駆的な場所で過ごせたことを、僕は心から誇りに思っている。
支えてくれるすべての方に感謝の意を捧げたい。
「よしくんも30歳ね。子どもという意味では大きくなったし、人間という意味では少しだけ成長したね」
ハーバードのキャンパス内でコーヒーを飲みながら、母親がそうつぶやいた。
今日この日を、母と、天国で眠る父に捧げる。
2014年4月28日 ケンブリッジの自宅にて