ボストンの自宅にて

September 3rd,2013
Blog

20130903

皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

アメリカ南部のフィールドワークでは、「私には夢がある」スピーチで
人々の記憶に残るキング牧師の生涯を追跡してきました。
米国社会の複雑性、歴史性、神秘性を体感するとともに、この国にはまだまだ未開発の
ポテンシャルが潜んでいる真実を目の当たりにしました。
普段何気なく心に留める「奥が深い」という言葉の意義を垣間見た気がして、やけに清々しかったです。

アメリカ理解の旅路は続いて往く。
そして、その中で追い求める中国理解のJourneyも。

いま、ボストンに戻ってきて、雨模様の光景を窓際から覗きながら、この時間と空間に身を委ねている。

「自由な時間と空間ほど贅沢なものはないよね」

僕が尊敬する一人の女性が口にしていた言葉が脳裏をよぎる。

「たとえば自由、たとえば夢」

ミスチルの「365日」のなかの一説が脳裏をよぎる。

何かに忙しくしてきて、忘れかけていた時間と空間、自由と夢への希求。

最近、そんな感覚を身体的に理解した気がする。
心から感謝したいと思える自分を、
少しだけ誇りに思ったりもする。

今朝目覚めたとき、いつも感じる苦痛と困憊から、少しだけ解放された気がした。
 
 
2013年9月2日、ボストンの自宅にて