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20130822

皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

この2ヶ月、夏の間、アジアでフィールドワークを実施し、一昨日ボストンに帰ってきました。
それから1日も経たないうちにまたフィールドワークに出ています。
相変わらずお出かけ好きの自分。
若干疲労困憊なのも、また心地良く感じる。

昨年拠点を中国から米国に移し、渡米してからちょうど1年が経とうとしている。
時が経つのは速いような、意外とゆっくりなような。
自分の身体のなかで、時間がどういう風に流れてきたのか、流れているのか、流れていくのか。

たまには耳を澄ませて聴き入ってみたい。

人生の中の1年という時間。365日。
何かにひたむきに、何かを想いながら、何かに向かって走っていくこと。

僕の心のなかで、それはどんなふうに映るんだろう。

生きた心地を身体的に理解するのって、そんなにシンプルなことじゃない。

僕ももう29歳になった。

突っ走る中で、これまでは見えなかった何か、聴こえなかった何か、
感じられなかった何かに身体を委ねてみたい。

心を許してみたい。

少し前、足を悪くしてしまって、走れない日々が続いた。
今朝、半信半疑のまま軽くジョギングしてみた。違和感はあるけれど、
呼吸は苦しいけれど、久しぶりにかく汗が浸れ落ちるのを感じながら、朝日が登ってくるのを眺めながら。

僕は生きた心地を覚えた。
 
 
2013年8月21日 ミシシッピ川の畔にて