皆さんこんにちは。加藤嘉一です。
先ほど北京のお隣の天津で行った講義から帰ってきました。
今は北京時間で午前1時。それなりに疲労はたまっていますが充実しています。
中国の大学生とホットなイシューをとことん、汗だくになりながら語り続ける。
この上ない幸せです。
さて、このたび、中国大陸にて『The Logic Of Japan(ジャパン・ロジック)』という本を刊行いたしました。
本年6月に刊行した『The Logic Of China』と対になっています。
内容の柱は東日本大地震後の日本、原発の未来、政権交代後の政治、日米、
日中を含めた対外関係、昨今の日本を覆う深刻な社会問題などです。
村上春樹さんや福原愛ちゃんに関しても書きました。
この二人は中国でも大人気ですから。
様々な視点から日本をウォッチしてもらうこと。
日本人として、外から見た日本がどう見えるのか。
拙書が中国の方々が日本を考えるきっかけになればと願っています。
『ジャパン・ロジック』を以て、2010年、日本、中国大陸、香港、マカオ、
台湾を含めて、10冊目の刊行になります。
日々異なる言語を使い、交錯させるプロセスは骨が折れます。
一つの言語を使うよりも最低2倍は疲れるわけですが、それでも自らの視野を広げる、
思考を整理する、価値観を確立するのにはもってこいのプラットフォームです。
大切にします。
2011年も残り2か月を切りました。僕ももう27歳になりました。若くありません。
己が信じる道を日々突っ走ること。人生を通じてできるのはそれくらいです。
加藤嘉一 2011年11月10日深夜 北京の自室にて