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みなさんこんにちは。加藤嘉一です。

このたび、2010年6月に中国大陸で出版させていただいた拙書『従伊豆到北京有多遠』
(日本語では『伊豆から北京へ』)の繁体字版が香港で出版されました。
僕が故郷伊豆を離れ北京へ向かい、異国の地で感じたこと、考えたことを
回想的に綴ったストーリーです。
3日前に香港の天地書店で記者会見に挑み、香港現地のメディア関係者と
コミュニケーション取りました。
『チャイナ・ロジック』が出版されて間もないアクションで、僕としても
出版に伴う各種手続きに翻弄されています。
手続きは大の苦手なので、契約書、履歴書など、それなりに苦しんでいます。笑
グローバリゼーションと称される時代、世界はフラットで一体なんだという見方、
逆に、世の中がグローバル化を強調すればするほど多様性や文化ギャップが
浮き彫りになっていくという議論、色々ありますが、矛盾の中で人類は前進して
いくのだと思います。
僕たち若い世代にとってみれば「成長」こそがキーワード、国境や体制の違いを
越えて、共に高め合っていければいいと思っています。
日本の若い人たちにも、円高が続いているうちにどんどん外に出て、留学でも
旅行でもいいから、外の世界を感じてほしいです。
日本にいるからこそ見えない日本がある。
世界に出るからこそ再考する日本の良さがある。
オールジャパンで汗を流しましょう。泥にまみれて突っ走りましょう。

2011年10月24日 マカオにて